仏式

友引はなぜ葬儀をしないのですか?
友引は「友を引く」という意味で「友人や親しい人を死に巻き込む」というのは迷信です。
戦争で引き分けをして、共に引いた(撤退した)というのが本来の意味合いです。
近年では友引の日に葬儀を行うこともあります。
火葬場が休みをとるために葬儀を行わないことが多いです。
"通夜"を行う意味って何ですか?
かつては、故人が息を吹き返すかもしれないという考えから、身内だけで夜通し見守ることが通夜の主な目的でした。息を吹き返したときに、応急処置をするために見守っていたのが、本来の通夜です。死が確定しておりませんので、通夜では平服で参加するのが本来の慣習です。
この時代、通夜はあくまで家族や近親者だけの集まりで、友人や知人は葬式に招かれていました。

現代では医学が発展し、医師が死亡宣告をしてから息を吹き返すことはほとんどありません。(極稀にあります)
日本では現在、喪服は黒が一般的ですが、昔は白が喪服だったと聞きました。本当ですか?
昔の日本では、喪服として白が一般的に用いられていましたが、昭和時代にアメリカの文化が入ってくることにより、その影響を受けて黒が喪服の主流となりました。
今でも秋田県、島根県などの一部では、白い喪服を着て葬儀を行う地域があります。
戒名は付けないといけませんか?
戒名(浄土真宗は法名という)は、仏弟子になった時に、心とともに名前も変えるということで、師に当たる方からいただくものです。
ですから、本来は、仏心、信仰心を持った時にいただくものです。決して亡くなってからいただくというものではありません。
ところで、この戒名というのはインドや中国では使用されていません。日本独特の習慣です。また、この日本でも、当初は、武士や僧侶にだけ付けられていました。
武士は、多くの殺生をしてきたため、死後の罰を恐れて仏門に下り、戒名をいただいて安心を得てきました。
しかし、一般の庶民は、戒名はいただきませんでした。江戸時代に入ってから、次第に仏心を得度し戒名をいただく人が増えてきました。
このような、歴史的経緯を参考にすると、戒名を絶対的に必要かと言えば、そうでもありません。キリスト教の「洗礼名」のようなものとも言えるでしょう。
東京では、「火葬場が混んでいて、二か月待たないと火葬できない」と聞きましたが本当ですか?
確かに混んでいますが、二か月待つほどではありません。
式場が混んでいますので、通夜・葬儀を行う場合は3~5日位は待たされます。
しかし、火葬するだけなら、翌日でも火葬は可能です。
但し、法律上は「24時間以内は火葬はできませんので了承ください。
戒名は付けないといけませんか?
戒名(浄土真宗は法名という)は、仏弟子になった時に、心とともに名前も変えるということで、師に当たる方からいただくものです。
ですから、本来は、仏心、信仰心を持った時にいただくものです。決して亡くなってからいただくというものではありません。
ところで、この戒名というのはインドや中国では使用されていません。日本独特の習慣です。また、この日本でも、当初は、武士や僧侶にだけ付けられていました。
武士は、多くの殺生をしてきたため、死後の罰を恐れて仏門に下り、戒名をいただいて安心を得てきました。
しかし、一般の庶民は、戒名はいただきませんでした。江戸時代に入ってから、次第に仏心を得度し戒名をいただく人が増えてきました。
このような、歴史的経緯を参考にすると、戒名を絶対的に必要かと言えば、そうでもありません。キリスト教の「洗礼名」のようなものとも言えるでしょう。

キリスト教

キリスト教と仏教の違いはなんですか?
キリスト教における葬儀は、「洗礼を受けていれば即天国に行く」という考え方です。死後の修行などは一切必要ありません。
キリスト教の葬儀は、あくまで天国に入ったことによる"記念の礼拝"という意味合いです。
仏教(浄土真宗を除く)では、亡くなってから四十九日間は修行を行います。四十九日を終えてから浄土(天国)へと入ります。
仏教では自分の努力と修行で浄土へと入ります。一方キリスト教では、一方的な「神の恵み」によって天国へ行きます。
浄土真宗では、「仏教のキリスト教」と言われるように、教えがキリスト教に酷似しており、「南無阿弥陀仏」と唱えれば即浄土とされています。「南無阿弥陀仏」は、「神(キリスト)と一体となる」という意味で、「南無」は帰依するという意味。「阿弥陀仏」は非常に高潔で神に近い存在で、これをイエスキリストと同じだと考えると、非常に似ているように思えませんか?
修行があるかないかが大きな違いです。

その他

いい葬儀社を見分けるポイントは?
・親切で思いやりがあり、遺族の思いや希望を理解しようと努めるスタッフがいる葬儀社
・強引に高額なプランを勧めるのではなく、予算に応じた提案をしてくれるかどうか
・担当者が、葬儀の深い意味合いを理解しているか

葬儀相談センター代表大杉実は、小谷みどり様が書かれた「お葬式のお値段」という本の中で、良い葬儀担当者として紹介されました。
小谷様によれば、会社の社歴の長さ、売上、社員の人数などは関係なく、担当者の"人柄"だそうです。
私はキリスト教で友人が亡くなり、葬儀は仏式ですが焼香をしたくありません。
どうすればいいですか?
たしかにキリスト教では焼香をしたくないという方が多いです。
キリスト教徒で焼香をしても問題はありませんが、焼香をする際に席も立たないという方もいらっしゃいます。
そのような行動は仏式の葬儀の中で非常に目立ちますので、以下の対応がおすすめです。
①焼香の前へ行って、焼香をせずに短いお祈りをする。
②自分で一輪の花を用意し、献花をする。
菩提寺が遠方にあるため、インターネットなどで「安価な葬儀費用」といった情報を目にします。
しかし、友人が実際にそのような業者に葬儀を依頼したところ、表示されていた金額とは大きく異なる費用を請求されたそうです。
本当の費用を事前に知るには、どうすればよいのでしょうか?
本当の料金を知るためには、見積書を請求してください。ただし、その見積書には含まれていないものもあります。
ですから、「この見積書に、含まれていないものはありますか?含まれていないものがある場合は、それも教えてください。」と、いう風に言えば、教えてくれます。
そうすると葬儀にかかる全額が分かります。火葬料金や、料理、返礼品、保管料などが入っていないことがほとんどなので、これを確認してください。
菩提寺が遠方にある
菩提寺が遠方の場合、一旦、その菩提寺に連絡してみてください。
それで「行きます」と言っていただければ、それでよいのですが、ほとんどの場合、
「行けない」と仰ります。
その場合は、こちらで近くの同じ宗派の寺院の僧侶を紹介いたします。
但し、その場合注意することは、戒名(法名)は菩提寺が付けますので、紹介された僧侶は読経のみです。
事前に、連絡して戒名をFAXなどで送っていただくか、又は、葬儀後に戒名をいただいても構いません。