元社員が選んだ葬儀社

ある元社員の死

その社員は、大学卒業後、区役所に勤務した。しかし、「こんな退屈な仕事、やってられるか」と言って、
一ヶ月で退職。葬儀社に勤務することになった。
プライドも高く、時々同僚とぶつかっていた。そのような性格のため、幾つかの葬儀社を渡り歩いた。
晩年を迎え、彼は、お世話になった葬儀社の社長に電話した。そしてその社長と延々と話し続けた、約40分・
二度目に電話すると、誰もが嫌がり、すぐに電話を切った。
当然、弊社にも長い電話が来た。二度目の電話も来た。しかし、私は、長電話に付き合おうと決めた・・・
すると、暫く話した後・・・彼は言った「今日は、長電話はしません。この前はご迷惑を掛けました。社長が、私の話を嫌がる人でないことがよく分かりました。私の残りの人生も、そう長くはありません。その時は、社長に私の葬儀をお願いします」そう言って、電話をきった。
数か月後、彼の息子から電話がきました。「元社員の訃報」でした。
彼は、家族に弊社にお世話になったことを告げて、葬儀のことを託していたのです。
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